【寺院の塀】重厚な塀、、お寺を引き立たせる大判ブロック!

着手前(雪景色).jpg今年一番の大物です。

岩見沢市7条通りにある「常厳寺」さんというお寺が今年創立90周年を迎えるので、その記念事業として塀を造り替えたいので、何かお寺に似合う良い工法はないかとのリクエストでした。

しかし、当初お声掛けをいただいた時はこのような見事な雪景色!

どうにもイメージがわかず戸惑ったのですが、写真奥に見えるお寺の本堂がイイ感じにジャパニーズモダンの雰囲気が出ていたので、”パッ”と閃いたのが、漆喰風でも塗り壁風でもなく、大判のブロックを積む今回のデザインでした。

そんなステキなお寺の塀を盛り沢山でご紹介♪

lineWP2.jpg

着手前2常厳寺.jpg

《隠れて見えない本堂を目立たせなければ!》

最初はこのように建築ブロックを積んでいて、年数も結構経過しているのか全体的にくたびれて見えてしまっておりました。

また、樹が生い茂っていて本堂が良く見えず、なんともしっくりこない。

そこで樹を移植、伐採しながら、最終的にはとても品のある本堂を何倍にも引き立たせるための塀としなければならないのです。うん、、気合い入りました!!

 

lineWP2.jpg

《プレゼン~契約までの道筋》

浮ストーン900型紙準備.jpg

浮ストーン見本設置.jpgまずは提案するブロックを、檀家役員様一同にも見てもらって確定していかなければなりません。

その時の様子はこの時のブログでご紹介しておりますので、ご覧下さい。

http://www.ganken.jp/hirano/2008/05/26-191213.html#more

慣れないプレゼンに四苦八苦しております(汗)

でも、お陰で的確に伝えられたかと!

 

lineWP2.jpg

《現場スタート》

いよいよ無事契約も完了し、施工もスタートとなります。

常厳寺7条型枠工事.jpg何せ、全長約80m+門4つというロングスパン!

歩道の上を規制しての作業となりますので、道路管理者並びに警察への許可を申請してからの工事になります。

工事期間も約1ヶ月となかなかのもの!

パレット11枚浮ストーン.jpgブロック資材もエスビック(株)の浮ストーン900という大判の製品。

なんと、群馬県から運搬された11パレットもの量です。

この量はまさに圧巻!

これだけの量をいじれるのは、今後なかなかチャンスに恵まれないんじゃないかと思ってしまいます。

lineWP2.jpg

《こだわり門柱の秘密!》

常厳寺完成正面.jpgこれは正面から見た画像ですが、この両サイドの門柱は、色々な大きさのパターンを検討した結果、最もバランスの取れたものを提案させていただきました。

縦、横の比率を黄金比で設定したもので、奥の本堂とのバランスも絶妙!

我ながらこのアングルで現場を見る度に「うまくいった♪」と頬が緩んでしまうバランスです。

この設定を決めるまで、門柱と塀のバランスを何度図面におこした事か・・(汗)

そして、この門柱の中にはめ込まれている門札が普通とはちょっと違う!この詳細は以前ご紹介したこのブログでご覧下さい!

●黒ミカゲ表札についての裏話!
http://www.ganken.jp/hirano/2008/09/30-141053.html

 

そして、この門についてのもう一つの特徴は、本堂とのバランスを考慮したチッピング仕上げ!

これも以前ご紹介したブログをご覧下さい。

●門柱の裏話!
http://www.ganken.jp/hirano/2008/10/03-181951.html

 

なんと、門柱のコーティングまで普通の工法と違うのです。

●門柱コンクリートコーティングについて!
http://www.ganken.jp/hirano/2008/11/26-133856.html

lineWP2.jpg

《いよいよ完成》

常厳寺完成7条通り.jpg常厳寺完成縦通り.jpg

約1ヶ月の工期で全長80mにも及ぶ、とても重厚な塀が完成しました。

常厳寺完成(本堂).jpg

一番右上の施工前写真と比べてみると一目瞭然!生い茂っていた樹を約40本移植&伐採し、スッキリとさせました。お陰で新しい塀の奥に本堂が見え、お寺内の敷地全体のグレードが上がったように見えます。

この塀を積んでみて、やっぱり他のブロックやRC、塗り壁などにしなくて良かったなと実感。

ジャパニーズモダン的な本堂(今回の写真ではよくわからないと思うのですが、かなりステキな建物なのです)をいかに引き立てせるかに燃えたプランでした(笑)

同じ浮ストーンというブロックで積むにしても、RC基礎部の高さ、積段数、小判ブロックの位置、笠とのバランス、、そのどれもイメージ通りにできたと自画自賛(笑)

H田さん&K部長.jpg最後はエスビック(株)仙台営業所のH田さんと北海道総代理店のK部長と共に現場を見に来てくれた逸品!

7条通りということで、とても目につく場所です。

ここの工事を当社で施工した事を知っている人からは、よく凄いステキな塀つくりましたね♪と褒められる現場です。

是非、多くの人に見ていただきたい物件の一つです。

 

lineWP2.jpg

《番外編》

非常口7条側.jpg7条通りに面した方には非常用の出入り口が必要だと言うことで、「さて、どんな門扉にしようか・・・」と悩んだのですが、最終的にはウッドにしました。

ウッドとはいえ、サイプレスという種類のハードウッドで基本的には腐らない木です。比重も重たく、なんと水に浮かばない木で、あまりの堅さに直接ビス打ちする事すらできません。

何気なくこれを見ると、単なるウッドの扉だと思うかもしれませんが、実はこのようにこだわりの入った非常口だったのです(笑)

ちと高いですが、長持ちする事間違いなし♪

lineWP2.jpg

そんなこんなで、今年一番の大物。

ありがたい事に何故か偶然にも2008年はお寺を3カ所施工させていただきました。不思議な縁をいただくものです。

今回の工事でも自分に今までなかったセンスというか、新たな引き出しが生まれた気がします。

このような現場を施工する機会に恵まれた事に感謝いたします。

 

今後もここで得たヒントを更にパワーアップして邁進できそうです(笑)