ヒーティング化に伴う改修工事で見違えるアプローチに!

年月を重ねた住宅に似合う様、落ち着きがあって浮かないアプローチへ!


まずは定番!ステンシルによるヒーティングのご紹介!
最初はこんな感じです。

勾配が一定でなく、色あせたインタロッキング。。そして車が進入できない微妙な門柱間幅でした。
完成形がこちら!
(画像をクリックしたら大きくなります。)

門柱をカットして幅を拡げ、L型擁壁を両側に設置する事で車が停められるような設定です。
もちろん!アプローチのヒーティングはは定番のステンシルコンクリートで!熱伝導効率が違います!!
パターンはブッシュロック/カラーはチョコレートをベースにチャコール&微妙にフレンチグレーを混ぜ合わせてグラデーションに!!
左の画像は型紙を剥がす前なので、模様がわからずお客様が最も不安な顔をするタイミングです(笑)
これが型紙をはがし始めるとこの様に見事なパターンが出てきます!
ちょっとこの画像ではわかりにくいのですが、手前はチャコール多めで重たく、奥にいくに従い明るい感じにする雰囲気で奥行き感を出してます 岩見沢市の基準に則り、道路用地と民地の境界には表面水を受ける排水設備が必要です。これも最近定番のシンプルな融雪排水民地石を使用!(もちろん道路用地へのヒーティング設置も許可申請済みなので堂々と!)

門柱が結構手間がかかってます(笑)ちょっと紹介しましょう!!

少し幅を拡げれば車を入れるスペースを作れると言うことで、既設の門柱をカットする事に!
今回はその手順をご紹介します。

まずはコンクリートカッターで切れ目を入れてから、電動ピックなどで残す方を壊さないように慎重にはつっていきます。 大体、縁が切れてきたところです。この隙間に見える鉄筋を切断したあと、下の基礎ごと堀上げます。
こんな門柱でも基礎コンクリートまで入れると片側だけで約1t!!
これは中間処理施設に産業廃棄物として持ち込み、破砕された後、再生骨材としてリサイクルされます。

切断した様子!

どうしてもガタガタにはなってしまいます。
そこで、モルタルで仕上げてある程度平らに下地を整えます。 元々の塗装に併せて「ボンタイル塗装」で復旧!
シーラーで下地をつくってからガンで吹き付けて凹凸をくっつけます。
少し乾いたら山の天辺をつぶすのにローラーをかけます。 ローラーで平らにしたらこんな感じになります。
塗装の良いところは、職人技で色をつくる事ができること!
今回もまわりの色に合わせて調合しています。
この調合した色をハケで塗ったら完成です。

今回はガレージも入れ替えです。
これも定番!カスケードガレージのNS-2000(2スパン延長)です!

元々設置してあったガレージがこれ・・・
やっぱり年数が経っているので積雪の度に雪下ろしの心配が発生します。
そこで今回はカスケードガレージに入れ替えです。

NS-2000を2スパン延長、更にシャッターを25p延長してます。

既設の土間コンクリートとの隙間はこれで対処!

このお宅は冬期間の雪の悩みを低減しようというものでした。
電気式と温水式と両方のプランを提示しながらの選択でしたが、結局石油価格の高騰とは言え、熱効率が高く、雪の融けるスピードが一段と早い温水&ステンシル仕上げで施工しました。

ついでに雪下ろしの手間を軽減すべくガレージも取り替え、まさにこれからの冬に万全の体制で迎えられるわけです。

こういう住宅の難しさは、一旦出来てしまっているデザインを壊しすぎる事なく、自然に馴染ませなければならないところなので、今回はL型擁壁のチョイスとステンシルのカラーで渋さを合わせたというところでしょうか!

いずれにせよ、まわりが白銀の世界になった時に、このお宅はキレイな模様のついたアプローチを毎日歩けるわけです!

うん、、素敵ですよね♪