岩見沢が誇る130年前のトラス橋

昨年のいわみざわ駅まる。で久々に公の場に姿を現したトラス橋です。

今年、10月13日、14日で開催する《いわみざわ駅まる。》でも再度持ち込みます。今日、その部材選定のために、保管されている市内某所に行ってきました。

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鬱蒼と雑草が生い茂る中、ひっそりと積まれておりますが、これが貴重な価値を持つ鉄橋だとは誰も気がつかないことでしょう。

実は、、

2011-09-11 15.57.21この部材は今からちょうど130年前、小樽の手宮から三笠の幌内までの鉄道が開通して間もなく、岩見沢管内の幾春別川と幌向川にかかっていたアメリカ製の双子の鉄橋です。

現場に合わせて発注すると製作時間がかかるためか、両方とも100フィートの既製品サイズでオーダーし、現場の方をその寸法に合わせて設置されたもの。

北海道開拓史の助っ人アメリカ人であるクロフォードが発注し130年前のニューヨーク港から小樽港に荷揚げされた由緒あるものです。

大正時代に機関車の大型化によりその役目を終え、平成8年まで栃木県の私鉄で使われていたのですが、その後、岩見沢で想いをもった方々が里帰りに向けた活動を展開し、その所有者が「それならば!」という気概の中で地元岩見沢に戻していただいたものです。

現在はご覧の通り雨ざらしになっております。しかし、ただ単に復元するだけならそんなに難しいことではないけれど、ちゃんと岩見沢の文化を背負った遺産として認知され、共有できるようになるにはまだまだ下準備が足りません。そんな事を一つひとつクリアしていった時がこのトラス橋の再生のタイミングだと勝手に思っております。もちろん!もう一つの文化的価値を持つ、岩見沢レールセンターと相乗効果を期待しつつ。


さて、昨年は駅東市民広場で錆落とし体験を開催したのですが、今年は駅北広場で行います。

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そう、その目の前には1899年(諸説あり)につくられた岩見沢レールセンターが間近に見えるポイントです。

このトラス橋が使われていた大正初期までは、このレールセンターからも一本のレールで繋がっていた両者。

今年はそんな100年以上前の事を思い浮かべながら、ノスタルジックな雰囲気に浸るのも良いかと思います。

 

何より、錆落としは地味に楽しい。

2011-09-25 11.25.22昨年もプラレールに飽きた子供達が、3日間とも錆落としに張り付いて無心になってブラシを操る姿には感動すら覚える始末(笑)

ちなみに、このトラス橋の素材は錬鉄というものらしく、鉄そのものの価値としては大したことはなく、売ってもお金にならない(?)代物のようですが、逆に言えばそのお陰で形あるまま存在できているのかもしれませんが・・。

その素材の特徴として、錆びが奥まで浸食しないとのこと。

よって、子ども達が根気よく表面の錆びを落としていくと、刀のような銀色の本来の素材色が見えてきます。子供も大人もそれが楽しくなり、夢中になって錆びを落とすという貴重な時間が持てるのも良いひととき。

 

今週の土日(平成24年10月13,14日)開催の《いわみざわ駅まる。

10時半ごろからおいおいスタートします。

 

今年も沢山の人が130年前の鉄橋部材に触れてもらえると嬉しいです。

会場には、橋のプロフェッショナルな方々も控えてますので、詳しいウンチクなども沢山聞くことも可能です。

是非ともお気軽にお越し下さい!(少し汚れても気にならない程度の格好にて。。)

 

《専務取締役 平野》
http://www.hira-ken.com

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